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ダンディー少佐 1965 MAJOR DUNDEE [西部劇]

アメリカ Color 124分
監督:サム・ペキンパー、音楽:ダニエル・アンフィシアトロフ
出演
チャールトン・ヘストン ⇒ ダンディー少佐(騎兵隊の大隊長)
リチャード・ハリス ⇒ タイリーン(南軍将校で捕虜、ダンディーの旧友)
ジェームズ・コバーン ⇒ ポッツ(偵察員)
ジム・ハットン ⇒ グラハム(砲兵士官)
マイケル・アンダーソンJR ⇒ ライアン(ラッパ手)
ゼンタ・バーガー ⇒ テレサ(ドイツ人の女医)
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 高校生の頃に、テレビで見たときは、悲痛な悲壮な映画だという印象をもった。
 たぶんメインテーマが、名曲だということもあるかな。
***
 おっさんになってから、見直してみると・・・
 話がヨレてる、という感想が一番。
 農場を荒らして住民を虐殺し、男の子をさらった凶悪なインディアン酋長を追跡するのが任務
で、リオグランデを渡河し、メキシコへ
食糧不足になり、フランス軍やメキシコ人といざこざを起こす
男の子は早々に保護できたものの。酋長の追跡は継続・・・
そのうち、少佐は女医とデキてしまったうえに、油断して負傷して
精神的にダメになってしまう・・・
***
 意図してか、していないのか、話がヨレている。
 サム・ペキンパーなのに、映画のつくりは、ハワード・ホークスあたりと大差ない
軍隊喜劇的エピソードが満載で、北軍と南軍のいざこざも定番
軍人でない志願兵が軍人とはりあって行軍するエピソードは、ジョン・フォードか?
 1965年映画なので、まだマカロニウェスタンやニューシネマの影響は無いはずなんだけど
話がヨレてるのが、斬新なのかな



タグ:騎兵隊
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ゴジラ-1.0 2023 GODZILLA MINUS ONE [日本の戦争もの]

監督脚本 山崎貴
***
ちゃんと作っている映画だし、
トータルでは良かったんだけど
山崎貴の脚本が甘いというか、ぬるいのが残念。
プロットが大嘘なんだから、その分、細部をきっちり作るんだよね普通は
「東宝怪獣まつり」じゃなく、大人向けなんでしょ?
高校生が書いたような幼稚な脚本だな
おそらく、ゼニカネや組織論がからむような社会人の経験が無いんだろうな
***
ゴジラさんが、首都東京を荒らしまわってるというのに、GHQや政府がほぼ出てこない
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で、民間主導で立ち向かう!
誰が仕切ってるのか、誰が金をつけるのか
GHQを書きたくないんだろうけど
昭和22年の日本で、GHQ抜きで何かやれたと思いますか?
それと、神木の役名が「敷島」というのは、無神経すぎる
この名前が何を意味するか、まさか知ってるよね山崎さん
田中とか鈴木で良かったんだよ
***
神木の人物造形も中途半端
①零戦が故障したフリをして、特攻から逃げたことを苦にしているのか
②オオト島でゴジラに襲われたときに、零戦の機銃を撃てなかったことを苦にしているのか
神木の口からは①で、悪夢の中身は②ですが、そうじゃなく、殺し合い自体がイヤだという造形にすべきだったんじゃないか
ただね、最後の最後に腹を決めて、
ゴジラの口の中をめがけて突進していくシーケンスは素晴らしい!
青木の人物造形も中途半端
役柄は特攻機の整備士なんだから
特攻隊員を次から次へと死に追いやった負い目はないのか
整備士仲間が死んだことだけを苦にしているのか
***
まあ、本格的人間ドラマを作る脚本力はないようですな
***
じゃあ、軍事オタクは満足したか?
震電は、やっぱり素晴らしかった
駆逐艦の活動も胸が躍った
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だけど、考証が甘い
ディテイルが甘いと、夢から覚めて白けてしまうんですよ
高雄は昭和21年にシンガポールで沈没してます
そうでなくとも、昭和22年に重巡洋艦が兵装し直せるわけないでしょ
百歩譲って、巡洋艦を出すなら鹿島だろうな
で、アメリカ海軍の監視のもと、旧海軍軍人が操艦する
とにかく、5分くらいは出してほしかった
駆逐艦4隻、雪風・響・夕風・欅は、
ゴジラが出た昭和22年5月時点の復員輸送船から選んでいるんだろうね
復員輸送船は、同年7月には賠償艦として連合国に引き渡されるので
5月という設定はよろし
とにかく、動かせる駆逐艦を呼び戻すシーケンスが欲しかった
シン・ゴジラのディテイルはちゃんとしてましたよ
ただ、夕風の船体に、ローマ字でYUUKAZE と書いてあったんだけど、ボクの幻覚?
戦時中なら艦首から「ユフカゼ」とカタカナで書いてあったはず
わざわざローマ字で書きなおすと思う?
そもそも、雪風と似た名前の艦を使う必要はないよね、同型艦の汐風でよかった
***
鉄道マニアの方は、どうでしたかね
***
神木が、掃海作業の仕事を始めてから暮らし向きが良くなって
家や浜辺の服が、だんだん良くなっていくのは微笑ましい
佐々木は演技過剰という評判だけど、そもそもあんな人じゃないの?
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グランドレース 1968 TRACK OF THUNDER [アメリカ人のメンタリティー]

アメリカ Color 83分 
監督:ジョセフ・ケイン
製作:E・スタンリー・ウィリアムソン
脚本:モーリス・J・ヒル
撮影:アラン・ステンズヴォルド
音楽:ジョン・ケイパー・Jr
***
出演
トミー・カーク … ボビー・グッドウィン(レーサー)
レイ・ストリックリン … ゲイリー・リーガル(レーサー、ボビーの友人)
ブレンダ・ベネット … シェリー・ニューマン(ボビーとゲイリーのガールフレンド)
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この映画は、1974年に横須賀市久里浜の自衛隊駐屯地の中の映画館で見ました
封切りから5年後というわけで、さんざん使いまわしたあとだったんだろうなあ
外出できない新米隊員の友人を訪ねて、一緒に見ました
***
監督は、2級の西部劇を長らく撮ってきた人らしいんだけど
この映画は、相当にチープだった
ストックカーレース、とかで市販車をチューンした車で争うわけですが
出てくるボスの金儲けの構想規模がしょぼい
で、8トラックとかで、真ん中でコースが交差するレース場を作り
そのスリル感で客を集める
さらに、親友であるボビーとゲイリーを対立に追い込んで話題性をつくる
って話ですが
何しろ、自衛隊内の映画館
2線級ながら、ヒロインのブレンダ・ベネットが登場すると
ストーリーに関係なく、自衛隊員おお騒ぎ!
***
トミー・カークは28歳、ディズニー映画によく出ていた俳優、代表作は特になし
レイ・ストリックリンは実は39歳、西部劇俳優だったような
ブレンダ・ベネットは23歳、ヒロインをやったのは、この映画だけみたい
まあ、有名俳優が一人もいない映画でした
ちなみに、同時上映は、新悪名/縄張り荒らし だったかな
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バファロー大隊 1960 SERGEANT RUTLEDGE [西部劇]

アメリカ Color 111分
監督:ジョン・フォード
脚本:ジェームズ・ワーナー・ベラ、ウィリス・ゴールドベック
撮影:バート・グレノン 音楽:ハワード・ジャクソン
***
出演
ジェフリー・ハンター:コントレル中尉、小隊長で弁護人
コンスタンス・タワーズ:メリー・ビーチャー、牧場主の娘
ウディ・ストロード:ラトリッジ軍曹、容疑者
カールトン・ヤング:シャタック大尉、検察官役
ウィリス・ボーシェイ:フォスゲイト大佐、裁判長役
ファノ・フェルナンデス:スキッドモア軍曹
***
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舞台は、おなじみ騎兵隊、それも黒人主体の第9騎兵隊

ジョン・フォードだなあ、というコメディーリリーフで小芝居が目につく映画
人種差別が主筋の軍事法廷劇だけど、、
インディアンとの戦いの西部劇部分はフラッシュバックで
西部劇部分は、いかにも手慣れています
まあ、法廷劇部分だけだったら、とても退屈
ジェフリー・ハンター(33歳)は、弁護人役としては行き当たりばったり
ただ、正義の体現者役としては、適役なんだろうな、正統派のハンサムで。
1960年前後は、おそらくエース級の俳優だったんだろうなあ。

最後なんですが、伏線も無しで一気の決着、むちゃくちゃ。
フォードはまとめを放棄したのか、詰めが甘すぎで、呆然

原題は、てっきり captain buffaloe だと思ってたけど
「ラトリッジ軍曹」だったんですね
ちなみに、邦題はなんで「大隊」なんですかね

調べたら、バファロー部隊というのは、
映画のとおり黒人主体の騎兵隊のことで
第10騎兵隊や第9騎兵隊の別名のことだそうです
ちなみに、第◯騎兵隊というのは、騎兵連隊のことで
連隊だから、親方は大佐です
よって、映画に出たきたフォスゲイト大佐が連隊長

ときに準主役のウディ―・ストロードは、黒人俳優の最先端で
45歳の脂ののりきった男盛り
この映画の次の「スパルタカス」につながります
この映画の中では最高の俳優ですね
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ドイツの軍服はかっこいい [ドイツの軍服はかっこいい]

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荒鷲の要塞 1968 WHERE EAGLES DARE
クリント・イーストウッドが、ドイツの軍服を着ています
似合わないなあ
右側はリチャード・バートンですが、これも似合わない
***
ドイツの軍服がかっこいいのは定評つきで
これに比べたら、アメリカ陸軍の軍服は作業服ですな
ハリウッド俳優もドイツの軍服を着ると
何だか嬉しそうです
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こっちは
鷲は舞いおりた 1976 THE EAGLE HAS LANDED の
マイケル・ケイン 彼の代表作で、似合ってます
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特攻大作戦 1967 THE DIRTY DOZEN
チャールズ・ブロンスンさんとリー・マーヴィンさんですが
揃って似合ってません
この映画では、ドイツ軍人に偽装してるわけですが、
この二人では すぐバレますな
「脱走特急」でも、ありましたが
定番のシテュエーション
その逆は少ない
「鷲は舞いおりた」では、マイケル・ケインや
スヴェン・バーティル・タウベたちは
ポーランド軍に偽装してたけどね・・・




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