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ルシアンの青春 [ナチ占領下のフランス]

LACOMBE LUCIEN
1973 フランス/イタリア/西ドイツ
監督 ルイ・マル
出演 ピエール・ブレーズ(対独協力者の少年ルシアン)
オーロール・クレマン(ルシアンが恋するユダヤ人少女フランス)
***

対独協力者というのは、フランス人にとって重いテーマでしょう
「バティニョールおじさん」でも出てきましたが、
ナチス占領前時点で、なんとなく不遇だった人が、
対独協力者になったのか

この映画の少年ルシアンもそう。
不遇というより、すこし性格異常なところがあって、
冒頭で、勤め先で野鳥をパチンコで撃ち殺すシーンがあります

その少年がナチスの手先になるんだけど、ユダヤ人少女と知り合って・・・
というストーリーで、展開もわりに淡々としていて、俳優も地味なので、
あまり受けないかもしれませんな。

そうそう!オーロール・クレマンは、あんなに楚々としてたのに、
ボン・ヴォヤージュでは、おばさんになってましたねえ

ブレーズは、粗野で陰気な感じを演技力で出したのか、地だったのか・・・
1975年8月に交通事故で亡くなっています


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