ドラゴン・タトゥーの女 [リメイク]
左がリメイク、右がオリジナル
オリジナル
<ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009)>
MAN SOM HATAR KVINNOR
THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO
MILLENNIUM: PART 1 - MEN WHO HATE WOMEN
ミカエル・ニクヴィスト ミカエル・ブルムクヴィスト
ノオミ・ラパス リスベット・サランデル
スヴェン=ベルティル・タウベ ヘンリック・ヴァンゲル
リメイク
<ドラゴン・タトゥーの女(2011)>
THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO
ダニエル・クレイグ ミカエル・ブルムクヴィスト
ルーニー・マーラ リスベット・サランデル
クリストファー・プラマー ヘンリック・ヴァンゲル
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見比べて気が付くのは、画面の明るさですな
オリジナルは、スウェーデン世界が結構明るい。地元だから、自然に撮っている
「ここはスウェーデンですよ」と主張する必要が無いからね
リメイクは、「ここはスウェーデンなんですよぉ、カナダとかワシントン州じゃないですよぉ」
と観客を説得するため、暗~い画面になってるんだな
一方で、オリジナルの終盤のオーストラリアのシーンが、
いやにオーストラリア、オーストラリアした
わざとらしい絵になってるところが面白い
(リメイクには、オーストラリアは出てきません)
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オリジナルは、キャストの面々が自然に地味ですね
イキのいい美女やハンサムが一人もいませんな
ミカエル・ニクヴィストも 文系ぽくて かつ運動神経悪そうです
リメイクは、何しろアメリカ映画だから、そんなキャストにする訳にもいかないので
画面が暗い代わりに、俳優のイキは良くしてます
リスベット役のルーニー・マーラは、ノオミ・ラパスに比べて、圧倒的に愛らしい
ノオミ・ラパスは、とても20代には見えない
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映画の全体的なデキは、リメイクが優勢勝ちかな
後から作ったんだから 当たり前だけどね
オリジナルが妙に話を端折ったような 単調な 単線的な進め方であるのに対して
リメイクは、各エピソードごとを結構、じっくり複線的に作っている(その分、前半はダレる)
ミカエルの筋とリスベットの筋のつながらせ方が
オリジナルは淡泊で、リメイクは結構引っ張ります
エピローグも同様で、リメイクは長すぎるくらいですな
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原作のせいかも知れませんが
殺人事件の解決がテーマなのか、失踪事件の解決がテーマなのか
肝心なところが中途半端なところが面白いというか、変だというか
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ヘンリック役は
まだ生きてたのか!と驚嘆させるクリストファー・プラマーに1票
スヴェン・バーティル・タウベは、逆に、老けちゃったなあ まだ若いと思ってた…と
がっかりしました
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