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さすらいのカウボーイ 1971 THE HIRED HAND [西部劇]

アメリカ 91分
監督:ピーター・フォンダ 製作:ウィリアム・ヘイワード
脚本:アラン・シャープ  撮影:ヴィルモス・ジグモンド
音楽:ブルース・ラングホーン
***
出演
ピーター・フォンダ:ハリー・コリングス 流れ者
ウォーレン・オーツ:アーチ・ハリス 流れ者、ハリーの連れ
ヴァーナ・ブルーム:ハンナ・コリングス ハリーの妻
ロバート・プラット:ダン 流れ者 アーチの連れ
スティーヴン・ダーデン:マクベイ 寒村のボス
リタ・ロジャーズ:マクベイの”妻”、メキシコ人
さすらいのカウボーイ_1.jpg
かの有名な イージーライダーの西部劇版な訳です
当時の「アメリカン ニューシネマ」らしく、主人公は今でいう「面倒臭い」性格
ただ、友達を大切にするあたりは好感がもてる
***
原題は「雇われ人」みたいなかんじですが、邦題はヒドいね

映画は、ニューシネマとマカロニウェスタンが合体した感じ
西部の荒野の描写は、町も人も「きたなづくり」で
奴隷のように暮らしているメキシコ女性の存在とか
チンケなボスとか取り巻きとかは、マカロニウェスタンそのもの
一方で、妻のもとに帰った以降の生活の描写は
撮影が美しく、展開もゆったりして心地良い
映画を2本見たような妙な感じ

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キング・ソロモン(1950) KING SOLOMON'S MINES [アメリカ人のメンタリティー]

制作国 アメリカ  Color  102分 MGM配給
監督 コンプトン・ベネット、アンドリュー・マートン
製作 サム・ジンバリスト
原作 H・ライダー・ハガード、脚本 ヘレン・ドイッチュ
撮影 ロバート・サーティース
***
ツアーガイド クォーターメイン → スチュワート・グレンジャー
失踪した夫を探す女 エリザベス → デボラ・カー
エリザベスの兄 → リチャード・カールソン
怪しい男 スミス → ヒューゴ・ハース
謎の黒人 ウンボパ → シリアク
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ハガード原作のアドベンチャーの古典で、全部で4回映画化されてるようです
で、その中では、この映画が一番デキがいいらしい。
アカデミー賞の作品賞にノミネートされたようだし。
主役のグレンジャーはイギリス人だから、原作の気分を出せてるし、
カーも本格的な美人だし
ちゃんとアフリカロケをしたらしく、シマウマなんかの暴走シーンは迫力があります
***
面白いというか、面白くないのは、映画がいやに淡々と進行すること
一応、次から次へとトラブルが発生するんですが、
あっさりとかわしていきます。
ソロモン王の洞窟を発見しても、何だか秘宝には興味がないような・・・
まあ、演出の敗北ですな。ぜんぜん手に汗を握らない
この映画が、インディー・ジョーンズ シリーズの原点とは、ちょっと信じられませんな
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ロード島の要塞(1961) IL COLOSSO DI RODI [イタリアの人々]

上映時間131分:制作国イタリア / スペイン / フランス
監督:セルジオ・レオーネ
製作:チェザーレ・セッチア、エデュアルド・デ・ラ・フエンテ
脚本:エンニオ・デ・コンチーニ、セルジオ・レオーネ、ルチアーノ・マルチーノ、ドゥッチオ・テッサリ
撮影:アントニオ・バレステロス
音楽:アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ
***
出演:
ダリオス(アテネの勇敢な戦士) : ロリー・カルホーン
ディアラ(カレーテの娘) : レア・マッサリ
ペリオクレス(反政府軍のリーダー) : ジョルジュ・マルシャル
タール(ロード島宰相) : コンラード・サルマルティン
ミルテ(反政府ゲリラの一員) : メーベル・カー
リシポ(ダリオスの伯父) : ホルヘ・リガウド
セルセ(ロード島国王) : ロベルト・カマルディエル
カレーテ(巨像の建築家) : フェリックス・フェルナンデス
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舞台は紀元前280年、だそうです。
世界の七不思議のひとつ、ロードス島の巨人像がモチーフ。
主人公は、アテネの勇士、ダリウスさん。映画では「ダリオ」と呼ばれてましたが。
演ずるは、ロリー・カルホーン、何だか宝田明が白人になったみたいな・・・
代表作は、無し。
ハリウッドでは、色悪というか、ハンサムな脇役というのがポジション。
39歳、俳優としては脂がのっとるはずなんですがね。
この映画では、文字通り「女の尻を追って」います。
イタリア人の脚本だからね。
ヒロインは、レア・マッサリ。28歳。こっちの方が格上かな。まともな映画に出てるし。
よく分からない性格をしています。
副ヒロインは、メーベル・カー。27歳。カルホーンを誘惑しますが、
カルホーンは見事にひっかかります。
ほんとは金髪らしいですが、映画ではブルネットです。
イタリア人は、黒髪が好きなのか、マッサリとの差別化か。
***
いわゆるマカロニ史劇というやつで、マカロニウェスタンが作られだす数年前に
大量に作られた古代ものの一つ。
スティーヴ・リーヴスが出たヘラクレスものが走りですね。
***
この映画は、ひどい。無駄に長い。
金はかかってるみたいで、モブシーンも多いし、セットもまあまあ。
お話は、意味がわからない。
暴君が支配する島らしいんだが、暴君ぶりが伝わらない。
反乱を起こす側も、奴隷にされてるわけなんだろうけど、
拘束されてない奴も結構多い。
王を裏切る宰相がフェニキア人を引き入れて、王の軍隊と反乱軍と
三つ巴になるわけだが、展開が分からない。
そこに、地震が起こって、さらに訳がわからなくなるというカオス。
10点満点で3点かなあ。



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荒野のガンマン(1961) THE DEADLY COMPANIONS [西部劇]

上映時間 93分
製作国 アメリカ
監督: サム・ペキンパー
原作+脚本: A・S・フライシュマン
撮影: ウィリアム・H・クローシア
出演
モーリン・オハラ 子連れの水商売の女、キット
ブライアン・キース 流れ者、イエローレッグ
チル・ウィルス  イエローレッグの復讐相手、ターク
スティーヴ・コクラン タークの連れ、ビリー
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脱力感のある邦題ですね。どこの会社が配給したのか。
素晴らしいイマジネーション。「危険な道連れ」とかじゃダメだったのか
***
サム・ペキンパーの初監督作品として有名だけど、駄作としても有名かな
異色西部劇なんだけど、異色のつもりで作ったのか、
完成したら、そうなっちゃったのか
***
40歳を過ぎたモーリン・オハラのサービスショットが入ります
主人公のブライアン・キースは老けた感じだけど、モーリン・オハラより1歳若い
***
異色なのは、
キースが右肩を負傷していて、拳銃が使えない(撃っても当たらない)
敵役のウィルスも、根っから射撃下手で、撃っても当たらない
で、2人が撃ち合っても、お互いに当たらない
キースが頭の古傷を気にしていて、結構ウジウジした男であること
でも、その傷は、大したことないこと
結局、クライマックスはありません
***
全体として、サム・ペキンパーっぽいところは無いんだけど、
風変わりな西部劇なのは、間違いない
お金を払って映画館で見た人は、怒ったろうなあ





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ハンナ (2011) HANNA [アメリカ人のメンタリティー]

上映時間 111分
製作国 アメリカ
監督:ジョー・ライト
撮影:アルヴィン・クーフラー
出演
シアーシャ・ローナン 少女ハンナ
エリック・バナ    エリック(ハンナの父親?)
ケイト・ブランシェット  マリッサ(CIA)
ジェシカ・バーデン   ソフィー(ハンナが出会う少女)
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撮影はなかなか素晴らしいというか、絵は綺麗なんですが、
脚本がひどい
戦士を育成するために、胎児のDNAを操作する、という設定がアメリカン・コミック
こういう荒唐無稽ものは、ディテイルをしっかりしてほしい
突っ込みどころ満載どころか、突っ込む気が起きないほど、ひどい
***
シアーシャ・ローナンは、16歳だったそうですが、愛らしい
北欧風の容姿ですが、アイルランド人だそうです
ケイト・ブランシェットは、すごい。鬼婆そのもので、適役です。
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